取材前に軽く腹ごしらえしようと、市内某所のミスタードーナツへ行った。
時刻は朝9時をまわったところ。ショッピングセンター内(と書いたら、店名がある程度特定されてしまうわけだが)の店舗でSC自体は10時開店だからさほど込んでいないだろう……とタカをくくっていたら大間違い。「いったいどこからこんなに人がわいてきてるんだ?」というくらいの盛況ぶりではないか。
ざっと見回したところ店内は満席。ただ、4人席(分割すれば二人がけテーブル×2になる)に一人とか二人で座っている客もいて、席をやりくりすれば自分を含め後から入ってきた客も座れそうな感じだ。とはいえ、席のやりくりという、一歩間違えればトラブルの火種になりそうな案件は店員に任せた方がいい。
と思いながら、ドーナツを載せたトレイをレジに差し出す。
「中でお召し上がりですか?」
「食べたいんだけど席がなさそうで。席あけてもらえない?」
(実はこの時点で、「中でお召し上がりですか?」という素っ頓狂なことを聞いてきている店員の〈空気の読めなさ〉にカチンときている)
「少々お待ちください……」
(店内を回る店員)
「すみません……いまちょっと席が空いていなくて……」
「いや、ちゃんと見てよ。4人席に一人で座っている人とかいるでしょう」
(と苦言を呈したそのとき、家族連れ3人が4人席を立つのが見える」
「そこ空いたから座るけどさ、込んでるときにはそうやって席をやりくりするようにしなきゃ」
「すみません……」
で、空いた席に行ってみると、4人席で一人、オバハンがしっかり場所取りしている。
「すいません、この席何人様でお掛けですか?」「二人ですけど」「じゃ、テーブル一つあけていただけませんか?」という交渉で座ることができたわけだが……
あのさ、みなさんもう少し場の空気を読みましょうよ。
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