西田宗千佳『iPad vs. キンドル』

ツイートするばかりでブログの更新が半年以上滞っていたが、やはり読書の記録はブログでしっかり残さねば……ということで、例によって付箋をつけた箇所を抜き書き。

  • キンドルの持つ本当の「革新」は、携帯電話網を使った通信モジュールを内蔵して登場したこと
  • アメリカでは「オールライト」を取りにいくのが基本。出版なら印刷版だけでなく、eBookの出版権などもまとめて取り、その書籍から得られる最大の利益をもたらすよう契約内容を検討する
  • 「文庫本」的なキンドルと「雑誌」的なiPad
  • eBookの市場を下支えしているのは「自炊層」
  • 米マクミラン社は、価格決定権が出版社にないことをキンドルに対する不服な点とした経緯がある
  • 一般論として、新聞社の方がデジタル配信に積極的
  • 携帯電話向けのコミック市場は現状、売上の中心をアダルト作品が占めている。購入層は10~30代女性、購入時間帯は深夜
  • 携帯電話やゲーム機の世界では「この世界ではコンテンツにお金を払うもの」というコンセンサスができており、コンテンツ課金の仕組みを作りやすい
  • 利便性だけを追求してシングルプラットフォーム(例:Kindle,iPad)に流れることは思想とビジネスの両方を狭める可能性がある
  • eBookリーダーを最初に支持するのは読書家。彼らは過去の作品はもとより新作も欲している。eBookの勝負は過去の資産でなく、新刊で始めるべき

ちなみに著者の西田氏は高校時代の1年後輩(氏はわたしのことなど知らないであろうが)。今後のいっそうの活躍、陰ながら応援してます。


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