ども。鉄王です。
予告どおり(?)、『私は貝になりたい』観てきました。
自称〈貝ウォッチャー〉のワタシから言わせていただきますと(えらそーに)
意外と良かった!
というのが正直な感想であります。
中居正広と仲間由紀恵の演技力については措くとしまして、これまでの映像化作品
- フランキー堺のテレビ版
- フランキー堺の映画版
- 所ジョージのテレビ版
で抜け落ちていたエピソード、たとえば
- 豊松と房江の出会い
- 出会い~結婚から現在の地に店を構えるまで
- 房江が助命嘆願書の署名に東奔西走する様子
などが盛り込まれていて、過去作の〈すき間〉を埋めるような出来になっていました。
そういう点では、中居正広と仲間由紀恵の演技力については措くとしまして、個人的にはプラス評価の作品でした。もっとも、2008年の観衆に「東京裁判の正当性」だの「警察予備隊の合法性」だのを訴えたところで暖簾に腕押しなのは想像に難くないわけで、反戦のメッセージより家族愛を中心に据えたストーリーはまっとうなものだったのではないかと思います。
さて。
作中では、助命嘆願書の署名を集めるため、仲間由紀恵演じる房江が子どもを背負って雪の中を一人歩くシーンが超ロングショットで描かれているのですが……
これって、まんま『砂の器』やん!
と感じずにはいられませんでした。さすが、橋本忍脚本作品。久石嬢の重厚なオーケストレーションも、『砂の器』における芥川也寸志のそれを思い起こさせずにはいられませんでした。