昭和好きを自任する私だけに、最後までサクサクと楽しく読むことのできたノンフィクション。アスリート目線で語られることの多い東京オリンピックの〈日なた〉の部分ではなく、日陰だけどもその存在なしではオリンピックが成立しなかった人びとへのインタビューで構成されている。
- 亀倉雄策(グラフィックデザイナー……オリンピックのポスターなどをデザイン)
- 村上信夫(帝国ホテル料理長……選手村レストランの調理場を指揮)
- 竹下亨(日本IBMシステムエンジニア……オリンピック史上初の結果速報システムの開発を担当)
- 市川崑(映画監督……映画『東京オリンピック』を監督)
- 黛敏郎(音楽家……映画『東京オリンピック』の音楽を担当)
などなど、そうそうたる面々へのインタビューを通し15年かけて書かれた力作だ。