てっきんの具。

「てっきん」と呼ばれて40年のおっさんが書くブログ

【ついに】Ubuntu 8.04 Server Edition で OMRON BY50FW を使う【解決!】

ども。鉄王です。

試行錯誤と七転八倒を繰り返していた、Ubuntu 8.04 Server EditionとOMRON BY50FWの相性問題。オムロンのサポートセンターにファックスを送ったところ、丁寧かつ迅速な対応で翌日に返信をいただくことができました。

結論から言いますと、問題解決ヤッホー!でございますヤッホー!

Ubuntuで使うのは、本体に附属していた『PowerAct Pro』でも『PA』でもなく、オムロンのサイトで公開されている『Simple Shutdown Software』(オープンソース版)でした。あくまで推測ですが、BY50FWと同じシリアルケーブルを使っている(オムロンのサイトによる)、BX50FW・BX35XFS・BX50XFS・BX75SW・BY75SWでも同じ方法が使えるかもしれません。

以下、例によって「ご利用は計画的に」の情報ですがご参考にどうぞ。

サイトでソースが公開されているのでダウンロード→展開し、マニュアルに沿って make してからインストール(install.shというシェルスクリプトを使う)すると /usr/lib/ssd 内に関連ファイルが一式格納されます。make時に何やら怪しげなメッセージも出てくるのですが、インストールは成功したので結果オーライかと。

ちなみにインストール時の留意点を少々。

  • install.sh をそのまま走らせると「declare が見つかりません」的なエラーが出るので、install.sh を開いて1行目を #!/bin/sh から #!/bin/bash に変更する
  • インストールしたままでは、OS起動時に監視デーモン(SimpleShutdownDaemon)が立ち上がらないため、展開したソースファイル 群の中(OpenSource/Release/master)にある S99SimpleShutdownDaemon を /etc/init.d 内に移動してランレベルを設定。設定には sysv-rc-conf が便利かも(別途 apt-get などでインストールを)

ということで、ヒジョーに長い道のりでしたが、Ubuntu 8.04 Server EditionでBY50FWを使えるようになりました。ふー、やっと安心して眠ることができます。

では改めて、ハードウェア・ソフトウェア構成を。

  • サーバ機……NEC Express5800/110Ge(Celeron430 1.8GHz HDDの増設以外は標準構成)
  • OS……Ubuntu 8.04 Server Edition
  • UPS……オムロン BY50FW
  • サーバ機とUPSの接続……BY50FW附属のシリアルケーブルを使用(サポートセンターによると、ストレートでもクロスでもない特殊な結線とのこと)
  • サーバ機とUPSの通信モード……シリアル通信(UPS背面部のスイッチで設定)

【Simple Shutdown Software(オープンソース版)】ダウンロード
http://www.omron.co.jp/ese/ups/download/sss/sss.htm

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