てっきんの具。

「てっきん」と呼ばれて40年のおっさんが書くブログ

新規Negiccoファンが金沢公演でぼろ泣きした話

2015年4月4日、金沢市で開かれたNegiccoちゃんのライヴに初参戦してきました。Negiccoの名前は以前からうっすらと知っていたものの、腰を据えて聴き始めたのはSoundcloudで聴いた『アイドルばかり聴かないで』とRHYMESTERの『けしからん』のマッシュアップがきっかけ(残念ながら削除済み……と思ったらYouTubeにありました)。

さらにこのMV

そしてこのMV

と楽曲のクオリティと3人のかわいさにハートを射抜かれ、「これは一度現場に足を運ばねば」との思いに至ったわけです。

そんな中、絶妙なタイミングで飛び込んできた全国ツアー『Negicco First Tour Never Give Up Girls!!! & Rice & Snow』の知らせ。ツアー後半の会場を見るとなんと!クルマで1時間チョイで行ける金沢が入ってるではないですか! Negiccoちゃんのデビューは2003年なので私なんて新規もいいところ。新規Negiccoファンのライヴ初参戦です。

というわけでやってきました金沢市。今回の会場は

金沢21世紀美術館の『シアター21』という風変わりな場所でして、美術館内の施設であることとか、座席が仮設であるということから公式Facebookページで

といったお達しが。〈楽曲派ドルヲタ〉を自認する私にとってはありがたいアナウンスではあったものの「立てない騒げないライヴってどんな空気になるんだ?」と、不安半分期待半分で金沢に向かったのでありました。

開演と同時に流れ出したのは、本ライヴのゲスト・長谷泰宏さん(ユメトコスメ)によるオーバーチュア。やばい、ストリングスアレンジがツボに入ってこの時点で泣きそう……と、Nao☆ちゃん・Meguちゃん・Kaedeちゃんが登場して1曲目『裸足のRainbow』がスタート。

コールやミックスが入らない中(もともとこの曲は入らないのかな)、サビに合わせてNegicco色のペンライトが客席に揺れ、いわゆる「会場があったまる」とは別の意味でふんわり柔らかな暖かい空間に。

『ルートセヴンの記憶』『相思相愛』と続いたところでMCになりまして、これがまたMCのノリが (・∀・)イイ!! ボケ役を買って出るリーダーNao☆ちゃん、絶妙なタイミングでツッコミを入れるMeguちゃん、2人の掛け合いを見守る最年少のKaedeちゃん。3人のキャラ分担もさることながら、当意即妙な切り返しとアドリブ合戦に十数年のキャリアを感じてしまいました。

ここで、3人のリードで「はせさーん!」のコールとともに長谷泰宏さんが登場してのアコースティックタイム。『Falling Stars』に続いての『サンシャイン日本海』に気持ちは完全に持って行かれてしまいました。ライヴ後

とツイートしてしまうほど、本当に涙ぼろぼろもののアンサンブル。ジャズいテンションコードがちりばめられてるアレンジも涙腺をゆるませた理由なんですが、彼女たちが成し遂げた「オリコンベスト10入り」へのドラマをなぜか思い起こしてしまい涙が止まらなかったのです。

新規のNegiccoファンがこんな思いになるのも変な話だし、ベスト10入りしたのは『光のシュプール』なのに不思議ですがなぜか涙が……一人で参戦して人目をはばからなくてよかったというのもあったのかもw

『イミシン☆かもだけど』『1000%の片想い』と続いてアコースティックタイムが終わり、再びオケをバックにしてのパフォーマンスに。

『あなたとPop With You!』での「Oh! Yeah! All right!」、『クリームソーダLove』でのハンドクラップと応戦したところで、「これで最後」の曲紹介とともに『パジャマ・パーティ・ナイト』……

え、これで最後!!!!!

この時点で時計は開演から1時間過ぎたか過ぎてないか。まだまだあれもこれも見たい曲聴きたい曲があるのにもう終わりなんて……( ;∀;) 名残惜しさを胸に「Yeah!」のレスポンスを送ったのでした。

「アンコール! ネギ!」の声援に応えて、再びNao☆ちゃん・Meguちゃん・Kaedeちゃんの3人が登場……と思ったら、ここでなんと抽選会が。

アボット奥谷さんがイラストを手掛けた「サトウ食品×NegiccoTシャツ」が10人に当たるということで

本ツアー全会場参戦されている方もいらっしゃる中で、新規なのに引き当ててしまいました! Nao☆ちゃんありがとう! 絵に描いたようなビギナーズラックで「今年の運使い切ったわ……」と思いながら、長谷さんのピアノにのせての『圧倒的なスタイル』アコースティックバージョンで多幸感あふれるライヴが終了。

今回の会場、キャパが約160人という小規模なスペースで早々にソールドアウトしてしまったとのこと。マイクを通さずとも3人の息づかいが聞こえそうな空間でピアノアレンジの楽曲を堪能するという貴重で濃密なひととき。まさに「誰も追いつけない 圧倒的なNegiccoスタイル」を「ココロのままに感じ」られたライヴでした。今度はアッパーなチューンが並ぶライヴでペンライト振ってみたいものです。「声を聞かせてー」「Yeah!」ってね。

《余談》
ところで今回の初参戦ツアーは金沢に1泊という設定でスケジュールを組みました。福井住みですとなかなか金沢に1泊ということもないのですが、久しぶりに。

泊まった宿は、1月にオープンしたばかりというゲストハウス風ホテル『パブリックホテル新竪町』。これまで大都市にあるゲストハウスにいくつか泊まったことのある私ですが、過去の経験に照らしてトップクラスのアメニティでした。何が驚いたって、シャワールームはもとよりお風呂があったことです。ビジネスホテルでもなかなかお目にかかれない設備です。

スタッフさんの話ではもともとこの建物、和裁学校の教室+寮として使われていたとのこと。それが売りに出されていて、オーナーさんが「これからはゲストハウスの時代や」と購入されたという話でした。

そういえば、スタッフさんに「21美(=金沢21世紀美術館)に新潟のご当地アイドル見に来たんですよ」と言いましたら「あ、Negiccoですか!」と返してくださいましたよ。キャリアの長さでドルヲタの間では一定の知名度はあると思ってましたが、ごくごく一般の方にまで浸透しているとは。うれしい限りですね。

《謝辞》
この記事をまとめるにあたり、『SHARPのアンシャープ日記』さんの記事「今の君しかできないーNegicco@金沢21世紀美術館」に記載のセトリを拝借いたしました。Negicco愛と音楽的知見にあふれたライヴレポですばらしい内容です。

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