朝鮮戦争勃発時の〈リアルな空気〉を読みにいく

最近、福井市の戦後史を原稿にする仕事に関わっている。その一環として今日は福井県文書館に行き、昭和25年ごろの新聞(のマイクロフィルムの紙焼き)をペラペラとめくっていた。

昭和好きの人間にこんな仕事させてはだめだ。

しかも、昔の新聞など見せてはだめだ。

昭和25年といえば朝鮮戦争が勃発した年。当然、戦争報道が連日(しかもテレビのない時代だから、戦争報道における新聞のポジションも今とは比べものにならない)掲載されているわけで、本来の調べものそっちのけで朝鮮戦争関連の記事を食い入るように読んでしまったのであった。

講和条約発効前という世相や、アメリカ×ソ連の代理戦争という見方も反映しているのだろう。記事の大半は中ソを〈脅威〉とみなしている論調であり、文字面だけ追っていったら「中ソはハンパなくおっかない国」というイメージが植え付けられること間違いなし、という印象だった。「中共」と表記される中国、「ソ聯」と表記されるソビエト連邦(今は「ソヴェト」って言うんだったっけ)……ほら、もうこれだけでなんか〈コワイ感〉がムラムラくるではないか。

いやだから、そういう記事を読むために文書館に行ったのではない。

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